IPコードとは何?

IPコードとは何?
IPコードは、国際電気標準会議にて標準化されているエンクロージャによる保護等級(Degrees of protection provided by enclosures(IP Code)/IEC 60529)を指し、侵入保護等級または「防塵・防水レベル」と呼ばれます。一般的なIPコードは、IPとそれに続く2数字で記載される。IPコードは、固形物、液体の侵入、および偶発的な接触に対する機械および電子機器の保護等級を定義します。 IPコードは、国際電気標準会議のIEC60529およびIEC60034-5に従って策定されており、防塵および防水機能を番号でさまざまなレベルに分類しています。例えば、IP54またはIP65は異なる保護機能を表します。第一特性数字は、固形物に対する保護等級を表します。第二特性数字は、水や液体の侵入に対する保護等級を示します。IPコードレベルと保護は次のように説明されています。

第一特性数字: 外来固形物に対する保護等級
保護等級 內容
0級 特に保護がされていない
1級 直径50mm以上の外来固形物に対する保護(握りこぶし程度を想定)
2級 直径12.5mm以上の外来固形物に対する保護(指程度を想定)
3級 直径2.5mm以上のワイヤーや外来固形物に対する保護
4級 直径1mm以上のワイヤーや外来固形物に対する保護
5級 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形)
6級 粉塵が中に入らない(耐塵形)

第二特性数字: 水の浸入に対する保護等級
保護等級 內容
0級 無保護
1級 鉛直から落ちてくる水滴に対する保護(防滴I形)
2級 15度以內で傾斜しでも鉛直に落ちてくる水滴に対する保護(防滴II形)
3級 鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴に対する保護(防雨形)
4級 あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)
5級 あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない(防噴流形)
6級 あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない(耐水形)
7級 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない(防浸形)
8級 継続的に水没しても内部に浸水することがない(水中形)
9K級 近距離の高圧、高温のスプレー水の浸入に対する保護